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2006年11月12日

◆夜回り先生の提言

今日の西日本新聞に夜回り先生で知られる水谷修氏の、いじめ問題への緊急提言が出てました。

共感できる、また、大事だなと思ったことがありましたので、ご紹介します。

「私の知る限り、いじめる側の子どもも、いじめに遭っていることが多い。イライラさせられる原因があるから、いじめる。いじめる子どもを追い詰めているものが何かを考えるべきです。いじめる子どもは、加害者であると同時に被害者でもあるのです」

「今の社会は攻撃的だ。子どもは学校で褒められることもなく、家に帰ってもしかられるばかり。大人は外で酒を飲んだり、うまい物を食べたりして憂さばらしができるが、子どもには昼は学校、夜は家庭にしか居場所はないんです」

「大人だって職場で毎日責められ続ければ、キレて暴力をふるったり、部下をいじめたりする。出社拒否になる人もいる。それを子どもにあてはめれば非行やいじめ、不登校だ。問われるべきは子どもではなく、私たちの社会です」

(筑前町のいじめ自殺事件について)

「一人の生命が失われたのに、いまだに誰も責任をとっていません。いじめた子どもの家庭にも責任がある。学校や教委の責任はとくに重い。大人がきっちりと責任を取る姿を見せてあげないといけない。だらだらと引き延ばすから学校の混乱もおさまらないんです」

最後に。

「褒められた子どもは自信をもちます。笑顔があふれる学校にいじめがあるはずがない。勉強だけじゃない、多様な価値観を受け入れる優しい社会にしないといけません。もう一人の生命も失われてほしくない」

北九州市では校長先生が自殺をしました。不祥事続きの福岡県教育委員会の指導力発揮を期待したいし、祈りたいと思います。

また、今夜埼玉で中学生が自殺をしました。子どもを大切にする時代を早く築かねばと思います。

  


Posted by 鷹司 at 23:44Comments(5)日記