2006年10月14日

◆子育ては「忍耐養成学校」

「急がなければ、早く結論を出さなければ、というあせりをときには忘れて、ジョナサンとエミリオのリズムに合わせていくうちに、ぼくは今、忍耐力養成学校にいるのだと気がついた。それからわかったのだが、忍耐というのは美徳であるだけでなく、『時』の」もうひとつのとらえ方でもある。時は直線的に進み、疾走しながら消滅していくものではなくて、いつもそこにあって、そこで気持ちよく浮いていられるものなのだ」(ピエーロ・フェルッチ)

ジョナサンとエミリオというのは、フェルッチの子どもの名前です。

確かに子どもと接するというのは「忍耐」の2文字です。子どもを見ていると、時間の観念というのがない。大人は時間に縛られて生きているのですが、子どもは反面、時間に縛られず、今目の前のことを楽しもうとして生きているようです。

そこから、何か新しい発見や感動を見出し、私たちにとってあたりまえに思うことに対しても「すげぇー!」と言って感動している姿をよく見ます。

ですから、私もできるだけ「早くしなさい」という言葉はいわないよう努力してます。

「忍耐」とは「待つ」こと。また、「待つ」とは「信じる」こと。そう思ってますので。

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