「子ども的なるもの」を大切に

鷹司

2006年10月22日 10:38

ある本の中に出てました。

我々が子どもたちともども「全体人間」を志向していくためには、我々の「大人的なるもの」の中に、いつも「子ども的なるもの」を保ちつつ、大切に育てていかなければばらない。なぜなら、この「子ども的なるもの」こそ、人間や自然、宇宙など、物事への瑞々しい感受性という点で「全体人間」の胚種をなしており、巧まずして大宇宙を呼吸し対話しゆく体現者であるからです。

現代人が手にするに至った「大人」社会は、「子ども」を見失った「大人」社会であり、何とみすぼらしく、何と砂をかむような味気なさ、生気のなさでありましょうか。


「全体人間」とは自分だけよければ、という小さなエゴイストではなく、自分の生き方を人類の運命にまで連動させることができる人間のこと。

家の中に子どもがいるだけで、とても楽しく、幸せな気分になりますね。
その笑い声、笑顔に触れればなおさらです。

家の中にもさることながら、自分の心の中にも、また、社会の中にも、「子ども的なるもの」を抱き、大切にはぐくんでいきたいものです。

関連記事