2006年06月20日

◆「娘がデートしたい父になる方法」という本

出張先で本屋さんに立ち寄ったときに、この本が目に入りました。序文を読むと、アメリカのベストセラー作家であるハリー・ハンソンさんが娘を立派に育て上げた父親にインタビューして、著した本でした。

あまりにもストレートなタイトルなので、手に取るのも、周囲が気になり、気後れしましたが、思い切って買って読んでみました。なかには大変に含蓄のある言葉が書かれてました。いくつか紹介します。

「決して、絶対に、娘をバカにしてはいけない」

「娘を育てているうちに、自分も娘から育てられている」

「考えよう。話す前に。そんなつもりはなくても、結果として、娘の気持ちを傷つけてしまうことがあるから」

「覚えておこう。13歳の女の子を相手にするのは、事実上、変わり者を相手にしているようなものだ」

「ののしってはいけない。どんなに怒っていても。娘が何をしたとしても。残りの人生ずっと、娘は覚えているだろうから」

「娘の取り扱い説明書があればいいのに」

「娘は何も話さないことで、お父さんを懲らしめようとするかもしれない。でも平和を楽しもう」

「娘の好きな音楽を聴いてみよう。そして、自分が聴いていた音楽をかつて両親がどう思ったかを思い出そう」

べつに娘とデートしたいとは思いませんが、苦手な娘に前向きにかかわっていけるヒントがかなり豊富にあり、とても読んでよかったと思い、少しづつ実践してます。

今日、帰宅しますと、洗面所にある娘がつかっているヘアアイロンのスイッチがついたままになっており、すぐそばにはタオルもあって、一歩間違えば火事の可能性がありました。これまでも、何度か同じことがあって、発見しますと、娘が学校から帰ってくるなり「ちゃんと消さんか!」と怒鳴りつけ、娘も「え!知らん!ちゃんと消した!」と反論されたことが何度か。ついつい腹が立ってしまうんですね。

今日は、娘が帰宅しても、すぐは言わずにタイミングをみはからうことにしました。考えてみれば、疲れて帰ってくるなり、いきなり小言を言われるのも、私も逆の立場でしたらいやなことですから。

娘が着替えて、落ち着いて、テレビを見ているときに「今なら大丈夫だろう」と思い、やんわりと「あ、今日、ヘアアイロンついとった。気をつけてね」と声をかけると、すまなさそうな顔をして「え、消したと思っとった」と穏やかな反応。「あ、これでいいんだ」と妙にホッとした自分がそこにありました。

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Posted by 鷹司 at 00:23│Comments(0)
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